FX失敗談11選!知らないと損する100万円以上の大損体験

FXで100万円以上の大損をした実際の失敗談をもとに、どうしたら大損してしまうのかのヒントを分析する。

FX失敗談~スワップポイント狙いでの失敗談

オーストラリアドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソといった新興国通貨でのFXは、スワップポイントがたくさん付与されるのが魅力的で、個人投資家に人気がある。

まずは、スワップポイントについて簡単に触れておこう。
スワップポイントとは、取引通貨間の金利差であり、例えば、トルコリラ/円を購入するということは、FXでは平たく言うと、円を借りてトルコリラを買うということになるため、トルコリラの金利と日本円の金利の差分を毎日受け取ることができる。
この差分がスワップポイントである。

通貨の金利が高いということは、通貨としての信頼性が低いということでもある。

FXトルコリラ円のチャート(月足)を見てみよう。

FXトルコリラ円の月足チャート

ずっと右肩下がりなのが分かる。15年前と比べて、なんと1/5の価格になっている。通貨の信頼性が低いことがよく分かる。
これでは、スワップポイントがたくさん入ったとしても、含み損の方が大きく、長期保有しても利益など上がらない。

ましてや、高いレバレッジでの取引をしてしまうと、強制ロスカットになってしまい、the endとなってしまう。

それでは、実際にトルコリラ円のFX失敗談を見てみよう。

1トルコリラ30円の状況で1ロット1万通貨の取引で40万通貨でトルコリラを購入しました。1円相場が動くと40万円変動する状況です。トルコリラはスワップが高いため黙っていても当時1日4千円の配当がつきました。

当時トルコリラ円は1トルコリラ30円から31円の間を推移しておりました。

スワップポイントが高いのが魅力で今後トルコリラを買う人が増えていくと予想されてトルコリラの価値が上がっていくとの噂もあったため、ここが人生の勝負所だと勘違いし大金をつき込んでしまったのが失敗でした。

レバレッジも2倍に抑えたためトルコリラが18円まで下がらなければロスカットされない計算です。

そんな事態にはならないだろうと油断していたら、エルドアン大統領の失策やトルコ、アメリカ問題等でトルコの信用が失われていきトルコリラの価値も段々と下がっていきました。

日に日に価値が下がっていくトルコリラにイライラしながらもいつかは戻るだろうと信じポジションを増やしていきました。
下がる度に1ポジション、また1ポジションとそれでも下がり続けるトルコリラに含み損はどんどん大きくなっていきました。

そして運命の2018年8月一気に1トルコリラ16円を切る勢いでトルコリラの価値が落ちていき、今まで蓄えたスワップポイントも焼け石に水の如く強制ロスカットされてしまいました。

その時の損害は約450万ほどだったと記憶しております。

もう一つ、スワップポイント狙いでのFX失敗談を見てみよう

トルコリラ円のスワップポイントはとても高いので、不労所得で生活したいと思いました。

当時は1ロットで1日100円以上もらえていたので、42ロット(42万通貨)保有して、その後ロットを増やしていき、月に30万円の不労所得を構築しようと試みました。
*平均建値:1トルコリラ22円くらい

結果は、2018年8月10日のトルコショックでトルコリラ円の買いポジションが全てロスカットされました。

投資のトルコはアメリカと非常に仲が険悪で、それにより起こりうる暴落リスクを考慮していなかったことが最大の原因です。目先の高額なスワップポイントに目がくらみ、十分なレバレッジにしておかなかったことが強制ロスカットにつながりました。

当時は約200万円で100ロットを保有していたので、今思えば危険極まりない投資の仕方でした。
ロスカットレート:1トルコリラ17.471円

上記の二つの失敗談ともに、2018年8月のトルコショックの際に、ロスカットになっている。トルコショックの際にロスカットになってしまった失敗談は枚挙に暇がない。
以下は、トルコショック時のFXトルコリラ円の週足チャートである。大暴落しているのが分かる。

トルコリラショック時のFXトルコリラ円週足チャート

次に、豪ドル円でのFX失敗談を見てみよう。
トルコリラのようにずっと右肩下がりではないが、リーマンショックやコロナショックなどの有事の際には、円やドル等の安全通貨が買われるため、豪ドル含め新興国通貨は暴落してしまう。

当時は豪ドルのスワップポイントが高くレバレッジ規制もなかった。

2008年1月ころ、証拠金150万円をもとに8万通貨の豪ドルを購入してスワップ運用を開始。(1豪ドル:96円位だったと思います。)

1日約500円ほどのスワップを受け取っていたと思う。

2008年8月ころ、リーマンショックにより一気に豪ドルが下落に転じる。

ポジションも一括購入していたため、下落に耐えられなくなってきた。

少しでも下落に耐えようと、別会社で、豪ドルの売りポジションをちょくちょく売買し、得た利益をスワップ用の口座に移すということも繰り返していたが、買いポジションでの損失を埋めるほどにはならなく焼け石に水で、結局、150万円の資金が30万円になってしまった。

『1日500円ほど』のスワップのために神経をすり減らしすぎと判断して撤退した。(撤退は1豪ドル:65円位)

リーマンショック時のFX豪ドル円の月足チャートである。ものすごい勢いで急落しているのが分かる。

リーマンラショック時のFX豪ドル円月足チャート

スワップポイントが高いのは一見非常に魅力的だが、通貨としての信頼性が低い分、売られやすい傾向がある。
更に、有事の際には暴落しやすい傾向にあり、強制ロスカットになってしまう危険性があることが分かる。

スワップポイント狙いの長期投資はあまりお勧めできない。

FX失敗談~損切りできない失敗談

損切りができないというのもFXにおいては致命傷になりかねない。
FXで質が悪いのが、含み損を抱えても、数日待っていればほとんどの場合、建値(元の値段)に戻ってくる。

ほとんど建値に戻ってくるということに味を占めてしまい、損切りしないでいると、稀に起きる強いトレンドの際に大損してしまう。

具体的には、非常に強いトレンドの際に、トレンドとは逆方向にポジションを持っているにも関わらず、損切りを怠ると、含み損がどんどん大きくなっていき、その額に耐えられず、大損という流れになってしまう。
これまで積み上げてきた利益を全て飛ばしてしまうケースも散見される。

一番やってはいけないのが、含み損が増えている段階で、平均建値を下げる(売りの場合は上げる)ために、ナンピン(ポジションを追加すること)を行ってしまうことである。
さらにポジションとは逆方向にレートが突き進むと、尋常じゃない損失額になってしまう。

ナンピンして助かってしまう経験があると、人間心理としてまた同じことを繰り返し、結局いつか大損してしまうのである。

それでは、実際に損切りできないFXの失敗談を見てみよう。

この時期(2021年3月頃)にドル/円を売りで投資しようと思った経緯はチャート分析によるものである。

今年の1月、2月はドル/円が、たしか102円から104円くらいであり3月にかけて105円くらいまで上昇した。

そして、上昇してから少しの間105円で留まっていたため、私はそこからこれ以上は上がってこないだろうと思った。

つまりドル/円がこれから下がっていくと判断し、逆張りを本格的に始めようと思ってドル/円の売りを少しずついれていって短期のトレードで利益を得ようと思った。

短期でトレードを売り目線で続けていると、3月末頃にアメリカの政策金利の発表によりドル/円がいきなり急上昇した。

これは助からないと思い、少し下がったところで、損切りをするタイミングを待っていたのだが、予想とは逆でどんどんとドル/円が上がり続けていき、結局は110円くらいのところまで上がった。

そのため、レバレッジを通常より多くかけていたこともあり証拠金がたりずにロスカットにあい、240万円の大損という結果になってしまった。
*通常は2~5倍くらいなのですが、そのときは10倍くらいかけてました。

FXドル円の週足チャートを見てみよう。

FXドル円週足チャート

2021年1月から長らく続いていた下降トレンドが上昇トレンドに変わっている。下降トレンドが続いていると思い込み、売り向かっていくと当然のことながら損失となってしまう。更に、損切りできずにホールドし続けると大損となってしまう。

損切りできないFX失敗談は枚挙に暇がない。さらに二つ失敗談をみておこう。

初めは1ロットずつ利確されるまで待って次を購入していたのですが、利確されなくてもどんどんポジションを保持するようになってしまいました。

損切りをすることが出来ませんでした。

8年前くらいからFXを始めて5年くらいはプラスでしたが、前トランプ大統領と中国との貿易戦争で円高傾向になり、含み損をたくさん持つように・・

いつか円安になると思い塩漬状態で置いていましたが、コロナによる大幅な円高になり、証拠金を追加しようとATMに向かっている途中にドル円、豪ドル円、ニュージーランド円、南アフリカ円、ユーロ円と色々なポジション49ロットをロスカットされてしまいました。

そんなやり方を続けて利益が出続けるうちに、段々と資金管理が雑になり、適当にポジションを持つようになりました。資金150万円に対して、南アフリカランド円29万通貨、トルコリラ円6万通貨、メキシコペソ円13万通貨、ユーロオージーとユーロニュージーがそれぞれ4万通貨。レバレッジは15倍を超えました。

もう明らかに資金のキャパを超えていましたが、損切りせずに耐えてナンピンしていれば必ず戻るという成功体験が邪魔をして損切りが出来ません。

遂には金融機関から借金をして資金を確保。入金してはナンピンを繰り返していきました。
そして、最終的に2020年3月9日、無惨にもロスカットにより230万円の残高は50万円になってしまいました。

FX失敗談~ハイレバレッジ取引での失敗談

FX取引において、短期間で多く儲けようと思い、非常に高いレバレッジで取引をする人は一定数いる。
日本の証券会社のレバレッジは最大25倍であるが、海外証券会社を使うと最大1000倍近いレバレッジで取引をすることができる。
例えば、レバレッジ1000倍だと、1万円の資金で1000万円分の取引が出来ることになるので、例えば取引通貨ペアがドル円の場合、0.1円動いたらロスカットになってしまう。

ハイレバレッジでの取引では、それだけリスクが大きくなるので、大失敗の元である。
トレード上級者以外は、ハイレバレッジでの取引は控えた方がよい。

それでは、具体的なFX失敗談を見てみよう。

やり始めた頃はレバレッジ25倍で1Lot(10万通貨)30Pips位で利確して、コツコツとですが勝っていました。

やがてLot数も増え、勝負どころでは100Lot、通常で10から30Lotでやっておりましたが、金額が普通の精神では耐えられない額になり負けることが多くなりました。

FX失敗談~ロットを急激に上げた失敗談

FXデモトレードやビギナーズラック含め、トレードがうまくいくと、「ロットを上げれば、儲けも何倍にもなる!」と夢が膨らんでしまうケースはFXにおいては多々。
しかし、ここにも失敗の要因が詰まっている。

ロットを上げることによって、含み損や含み益が普段見慣れない金額になってしまい、特に初心者はメンタルが揺さぶられてしまう。
具体的には、ちょっとでも利益が乗ってしまうと利益確定してしまったり、負けが続くとこれまで見たこともないような損失額になってしまい、取り返そうと躍起になってしまったりする。

ロットを急激に上げた具体的なFX失敗談を見てみよう。

そこでプライスアクションや水平トレードの本に出会い、これなら勝てると思い再挑戦した。

再挑戦時は100lot(10万通貨)。
勉強した通りにエントリーをして、小さな利益で利確したくなる気持ちをこらえて大きな利益を得ることが出来た。そんな取引が3回ほど続いたときに魔が差した。

これなら負けないと変に自信がついてしまったことで、一気に負けを取り戻してやろうと、証拠金を2,000万円まで増やし、5,000lot(500万通貨)まで上げてしまった。

動く金額の大きさに身がすくんでしまい、どんどん膨らむ含み損。
大きくなればなるほど損切をためらい含み損は大きくなっていった。
画面を見るのも怖くなり、次の日には回復してますようにとチャートから離れて眠りについた。

翌朝、-200万の含み損。
これ以上は損失を増やしたくないと泣く泣く損切をした。

FX失敗談~根拠のない取引による失敗談

FX初心者にありがちな、何となくトレード。
チャートが何となく上方向に見えるから、とか、学んだばかりのテクニカル手法を使い、例えば移動平均線がゴールデンクロスしたから、といった浅はかな理由でエントリー。
当然のことながら、FXはそんなに甘くない。

根拠のない取引による具体的なFX失敗談を見てみよう。

当時(2017年 ~ 2020年頃)の米大統領ドナルド・トランプ氏の発言で米ドル/円は激しく値動きをしていました。
ほかにも、北朝鮮の地政学リスク(ミサイル発射)で通貨取引全体で相場が荒れ、値動きが全く読めない状況に。

上記の状況にも関わらず、「このような偶然はこれ以降起こらないだろう」という根拠のない考えで負け分を取り戻そうと取引をし続けたため、損失は莫大なものとなりました。「休むも相場なり」という言葉の意味を身をもって実感した瞬間です。

FX失敗談~ボラティリティの急上昇による失敗談

FXでは、有事の際など、急激にボラティリティ(価格変更幅)が上がることがある。
記憶に新しいところだと、コロナショックや、アメリカ大統領選等がある。

以下はコロナショック時のFXドル円の週足チャートである。コロナショック前と比べてボラティリティが急上昇しているのが分かる。

コロナショック時のFXドル円週足チャート

当然のことながら、ボラティリティが上がれば、ハイリスクハイリターンになり、適切にロット管理をしないと大損してしまう可能性が高まる。

ボラティリティの急上昇による具体的なFX失敗談を見てみよう。

トランプが当選し悪材料出尽くしと見られたのかそこから急反発で上昇トレンドへ転換してしまいました。

ドル円で1日のボラリティが500pips弱もありパニックになりました。逃げ場で逃げきれなかったことが負けを大きくしました。

50枚ほどで約200pips負けたので1日の負けとしては最高の100万円を数時間で失いました。

リーマンショックやコロナショック、フラッシュクラッシュなど、FXでは時折、とんでもなくボラティリティが上がることがある。
ボラティリティの急上昇により、証券会社が破産してしまうことだってあるのだ。

スイスフランショックによってFX業者が破産し、証拠金が返ってこなくなってしまった最悪のFX失敗談を見てみよう。

2015年1月15日に発生した世界的大暴落のスイスフランショックにより、FX業者が多大な損失を被り最終的には破産いたしました。

運用はドル円で行われておりましたが(スイスフランショックでドル円は大して動いていませんでしたが)、スイスフランショックによるドミノ破産の影響を受け、証拠金の返還は行われる事なく当初の投資額100万円に加え、運用益の50万円と合わせてトータル150万の損失となりました。

以下は、スイスフランショック時のFXスイスフラン/ユーロ週足チャートである。50%近い大暴騰が起こっているのが分かる。

FXの世界では1%の動きも大きな動きとなるが、50%にもなると、破産者が続出しても何ら不思議ではない。

スイスフランショック時のFXスイスフラン/ユーロ週足チャート

以上、FXでの失敗談を見てきた。大損するポイントがたくさん詰まっているので、トレードする際には十分に注意したい。

この記事を書いた人
「投資の知恵袋」編集長 shima
「投資の知恵袋」編集長 shima

2018年から株・FX・仮想通貨取引に参入しているプロトレーダー兼「投資の知恵袋」編集長。
東京大学大学院を2004年に終了後、大手ITベンダーを経て、その後2社を起業し、成功に導く。特技はコンシュマー向けWEB/アプリメディア開発、および、FXトレード。

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