トルコリラに投資をしたのが人生最大の失敗だった!悲惨な大損体験2選

FX初心者がトルコリラに投資して、人生最大級の失敗をした具体的な悲惨な大損体験から、どうしたら失敗を回避できるのかについて分析したいと思う。

スワップポイント狙いのトルコリラの投資が儲かりにくい理由

人生最大の悲惨な大損体験について触れる前に、FX初心者がトルコリラに投資しても儲かる可能性が低い理由について説明しておきたいと思う。

FX初心者がトルコリラに投資する最大の理由は、高いスワップポイント(金利)であるケースがほとんどだ。
クリック365によると、1万通貨での2016年~2020年の取引元本、スワップポイント、年利は次の通りだ。

取引元本 スワップポイント 年利
2016年 330,800円 33,477円 10.1%
2017年 297,000円 33,389円 11.2%
2018年 206,300円 38,176円 18.5%
2019年 182,600円 34,249円 18.8%
2020年 138,500円 11,162円 8.1%

*取引元本は同年末日時点でのレートで計算

これだけ見ると、スワップポイントが年間10~20%つくので、大変魅力的な投資対象に見えてしまう。

しかし、トルコリラ円の月足チャートを見てみよう。2014年以降、50円代から10円以下まで右肩下がりで下がっているのが分かる。

トルコリラ円の月足チャート

では、例えば、2016年~2020年の5年間、1万通貨保有した場合の損益を計算してみよう。

・スワップポイント:33,477円(2016年)+ 33,389円(2017年) + 38,176円(2018年) + 34,249円(2019年) + 11,162円(2020年) = 150,453円
・評価損:138,000円(2020年12月終値)- 348,960円(2016年1月始値) = -210,960円
・実損失:-60,507円

2016年1月の元本348,960円が、結果実損失-60,507円なので、20%程度の損失を出していることが分かる。すなわち、全く儲かっていないのである。

このような前提を知らずに、トルコリラに安易に自己資金の多くを投資してしまうと、人生最大級の失敗につながりかねないのである。

それでは、具体的な失敗談について見てみよう。

450万円の大損!人生の勝負所だと勘違いし大金をつき込んでしまった

1トルコリラ30円の状況で1ロット1万通貨の取引で40万通貨でトルコリラを購入しました。1円相場が動くと40万円変動する状況です。トルコリラはスワップが高いため黙っていても当時1日4千円の配当がつきました。

当時トルコリラ円は1トルコリラ30円から31円の間を推移しておりました。

スワップポイントが高いのが魅力で今後トルコリラを買う人が増えていくと予想されてトルコリラの価値が上がっていくとの噂もあったため、ここが人生の勝負所だと勘違いし大金をつき込んでしまったのが失敗でした。

以前から投資では大損をしていたため自分の中では今回のトルコリラの取引は慎重におこなっているつもりでした。

レバレッジも2倍に抑えたためトルコリラが18円まで下がらなければロスカットされない計算です。

そんな事態にはならないだろうと油断していたら、エルドアン大統領の失策やトルコ、アメリカ問題等でトルコの信用が失われていきトルコリラの価値も段々と下がっていきました。

日に日に価値が下がっていくトルコリラにイライラしながらもいつかは戻るだろうと信じポジションを増やしていきました。
下がる度に1ポジション、また1ポジションとそれでも下がり続けるトルコリラに含み損はどんどん大きくなっていきました。

そして運命の2018年8月一気に1トルコリラ16円を切る勢いでトルコリラの価値が落ちていき、今まで蓄えたスワップポイントも焼け石に水の如く強制ロスカットされてしまいました。

その時の損害は約450万ほどだったと記憶しております。

トルコリラについては、先のチャートの通り、数年後にレートが半値ということも十二分に起こりうる。
したがって、スワップポイントの高さに目がくらみ、自己資金の大半を投資してしまうと、たとえレバレッジ2倍程度の低レバレッジだとしても強制ロスカットになってしまう可能性があるのである。

220万円の大損!月に30万円の不労所得を構築しようと試み、ハイレバ取引をしてしまった

それでは次は、トルコリラの危険性について適切に把握せず、FX初心者がハイレバレッジの取引をしてしまった悲惨な末路について見てみよう。

トルコリラ円のスワップポイントはとても高いので、不労所得で生活したいと思いました。

当時は1ロットで1日100円以上もらえていたので、42ロット(42万通貨)保有して、その後ロットを増やしていき、月に30万円の不労所得を構築しようと試みました。
*平均建値:1トルコリラ22円くらい

結果は、2018年8月10日のトルコショックでトルコリラ円の買いポジションが全てロスカットされました。

当時のトルコはアメリカと非常に仲が険悪で、それにより起こりうる暴落リスクを考慮していなかったことが最大の原因です。目先の高額なスワップポイントに目がくらみ、十分なレバレッジにしておかなかったことが強制ロスカットにつながりました。

当時は約200万円で100ロットを保有していたので、今思えば危険極まりない投資の仕方でした。
ロスカットレート:1トルコリラ17.471円

特にトルコはプロの投資家でも予想しにくいリスクの高い国なので、素人判断で投資するようなものではありませんでした。

こちらの大損体験談はレバレッジ約15倍だったようだが、不労所得を得ようと目がくらみ、トルコリラをハイレバレッジで取引するのは愚の骨頂である。
FX初心者によるトルコリラのハイレバレッジ取引は、ほぼ確実に投資資金を失うことになる。人生最大級の失敗になりかねない。

トルコリラへの投資が人生最大の失敗とならないために気を付けること

以上、トルコリラのチャート、スワップポイント、実際の悲惨な体験談を見てみてきた。
トルコリラへの投資が人生最大の失敗とならないために気を付けることは、次の2点である。

・余裕資金で投資をすること
トルコリラの為替レートは長年右肩下がりであり、このまま更に下がり続ける可能性もある。従って、無くなっても良い余裕資金で投資をするべきである。

・レバレッジを出来る限り抑えること
これまでのチャートを見る限り、トルコリラは数年で為替レートが半値になってしまうという可能性も多いにある。したがって、レバレッジ2倍でも危険な投資であり、レバレッジ1倍に可能な限り近づけることが望ましい。

上記2点を抑えておけば、いつかトルコリラが反転し、上昇相場になった際には、高いスワップポイントを受け取り続けられる夢のような投資になるかもしれない。

この記事を書いた人
「投資の知恵袋」編集長 shima
「投資の知恵袋」編集長 shima

2018年から株・FX・仮想通貨取引に参入しているプロトレーダー兼「投資の知恵袋」編集長。
東京大学大学院を2004年に終了後、大手ITベンダーを経て、その後2社を起業し、成功に導く。特技はコンシュマー向けWEB/アプリメディア開発、および、FXトレード。

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