インデックス投資で失敗する理由とは!初心者がはまる失敗パターンを解析

インデックス投資で、特に初心者が失敗する2つのパターンを実際の失敗談を通して徹底的に解説する。

インデックス投資とは

インデックス投資とは、「株式指数に連動するように選ばれた銘柄で構成されている投資信託」に投資する手法のことである。
指数とは「日経平均」やアメリカの「ダウ工業株」「S&P500」などの株式市場の平均を表す指数のことであり、その指数と連動して成果を出すように銘柄構成されているのがインデックスファンド(投資信託)であり、例えば日経平均のインデックスファンドを買ったなら日経平均が上がればその分利益が出るという仕組みになっている。

インデックスファンドともう1つ投資信託の種類に「アクティブファンド」というものがある。

アクティブファンドはインデックスファンドに勝つために作られたものであり、市場平均を上回る利益を出すために投資のプロが構成した投資信託のことである。

2つの投資信託の大きな違いは「機械的に作ったか、人が機械に勝つために作ったか」というものがあり、前者がインデックスファンドで後者がアクティブファンドになる。

インデックス投資のメリット

インデックス投資をするメリットの1つは長期で投資し続けることで個別株投資よりもリスクを低くして利益を出しやすくするというものがある。なぜなら、インデックス投資は、分散投資+市場指数に連動した投資先になっていることで、国の経済発展が利益につながる実現性の高い投資になっているからである。
実際にインデックス投資で成功した事例を見てみよう。

老後にお金に困ることが無いように、毎月の給与から積立投資にお金を回しました。米国市場を選択した理由は、過去100年以上ずっと右肩上がりで成長してきたので再現性があると判断したからです。

感情を排除するために毎月自動で積立可能な投資信託(emaxis slim 米国株式(s&p500))を選択しました。具体的には、2018年12月から2020年12月まで。毎月2.4万円。余裕があるときにスポットで買い増ししました。

本当は10年以上続けるつもりでしたが、利益が出ていたことと、仮想通貨への投資に挑戦したくなり2020年12月に売却をしました。(差益で約14万円、分配金は0円です。)

こちらの成功談ではアメリカの企業上位500社の株価平均を指数とした「S&P500」という指数に連動したインデックスファンドに投資をしている。
このファンドは言い換えれば「アメリカ経済が発展すれば利益も出る」投資先であるため、世界1の経済大国であるアメリカの優良500社の株を少しずつ持っていれば長期的には株価が伸びない確率の方が低いと言える。

2010年から2021年のS&P500の月足チャートを見てみよう。ずっと右肩上がりに上昇しており、2010年から2021年で6倍程度になっているのが分かる。

S&P500の月足チャートト

もう1つインデックス投資の成功談を見てみよう。アップルやマイクロソフト等のアメリカのハイテク株100銘柄の株価平均を指数とした「ナスダック100」という指数に連動したインデックスファンドの事例である。

大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100はインデックスにレバレッジをかけてその指数の2倍を目指すとのこと、また開発担当者が全財産を投資しますと宣言されていました。(少し営業トークかもしれませんが)

そこでこの商品を選定し20ヶ月間毎週月曜日に5千円積み立てたところ、2021年9月時点で総投資額437500円に対して88.94%増の826627円利益となった。(分配金は0)

投資信託としてはかなりの高パフォーマンスですが積立を開始した当初はコロナ禍で世界的な株安で不安もありました。しかし長期・分散・積立と資産形成の王道を信じて積立を継続しました。

もちろん私としては投資信託の期限が無期限であること、ナスダック市場連動のため巣ごもり需要に強いこと、統計上、月曜日は値下がりすることが多く平均的に安く買うことができたことです。

私も毎日株価は確認しますが一喜一憂せず、時間をかけて、一発勝負せず、積み立てることで平均単価を下げて利益が出やすくすることです。後はじっくりと待つと必ず戻るときがやってきます。

2010年から2021年のナスダック100の月足チャートを見てみよう。こちらも、ずっと右肩上がりに上昇しており、2010年から2021年で7倍程度になっているのが分かる。

S&P500の月足チャートト

このように国の経済成長とともに利益が出せるなら損失が出るリスクも低くなり、個別銘柄への投資と比べて、会社の細かい分析や自分の投資スタイルを確立しなくてもインデックスファンドを持っているだけで資産性の高い投資ができる結果となる。

インデックス投資で失敗する理由~投資ではなく投機をしてしまった

それでは、メリットの多いインデックス投資で失敗してしまう事例及び原因について触れていきたいと思う。

まず、インデックス投資で失敗する例として「投資で大儲けする」というメンタルだと適正なリスクを取れず失敗してしまうケースがある。

大儲けを狙うがあまりに失敗してしまった具体的なインデックス投資の失敗例を2つ見てみよう。

元々投資信託は買ったことがあるが、儲けも数万円程度で、満足してなかったため、大きな金額で始めてみようと思った。

日経平均株価と逆の動きをするファンドを購入。100万円購入しており、2020年の3月コロナショックで日経が大暴落。

かなり利益がでた(最大30万円程度)が、まだ日経は下がると思ったため静観。結局それ以上下がることはなく、上がり続けてしまったため、やむなく解約。約60万円の確定損となった。

2020年3月のコロナショックで含み益がでて、もっと日経は下がるだろうと思い欲張ってしまったため、解約のタイミングを逃してしまった。

そのあとは大きく日経が下がることもなく、年末に向けて大きく上がってしまったため、5月の段階でもうこれ以上評価損が増えていくのは怖いと思い、解約した。

今回の失敗の最大の要因は、やはり投資と投機を間違えていたことだと思う。
相場がどうなるかというのはプロでも当てにくいと言われてる以上、上がる方にかけたり下がるほうにかけたりする賭け事はするべきではないと学んだ。

コロナの影響で株価が下がってきていたので、この機会を逃してはいけないと思った。そろそろ上がるだろうと勝手に思ってしまい、株の知識がほとんどない状態でSBI証券のCFDに100万円を預けてしまいました。

なぜCFDにしたかというとSBI証券に「日経平均株価に連動するものはありますか?」と聞いたところCFDを勧められたからです。日経平均株価のことはよく耳にするので自分でも何となく分かったつもりでいました。レバレッジが高く、損をするリスクも大きいのに勝手に絶対に儲かると思い込んでいた。

レバレッジは10倍程度で取引していたと思います。

少しの額でも損をするのが嫌だったため、追加証拠金を何度も入れてしまい、売り買いを繰り返し、結局300万円ほで損失を出してしまった。少し損をした段階でやめる勇気があればよかったのですが、その時は絶対に大丈夫だという根拠のない自信があった。

大損する人はきっとこの根拠のない思い込みの自信にとらわれているのではないでしょうか。

レバレッジとは実際に投資した金額の数倍単位での取引ができるという意味である。上記の失敗談だと10倍のレバレッジで取引をしているため、利益も10倍の金額になるが、損失が出れば10倍の損失額となる。

インデックス投資は、複数銘柄に分散投資されているため、安定性が大きな特徴の一つであるが、レバレッジを利かせた取引を行うのは、その安定性という側面を完全に打ち消してしまっている。
したがって、投資初心者はインデックス投資でレバレッジ取引を行うのは全くお薦めできない。

また、重要なのは自分にとって適正なリスクを取ること(全ての投資において)。
投資金額が仮に0円になっても生活は普段通りできるか、株価が下落してもメンタルは安定していられるか、といった自分のリスク許容度を決めて、その範囲内で投資をすることが利益を出すコツである。

インデックス投資は、短期的な利益を狙う「投機」ではなく、長い目線で利益を確保する「投資」と捉えるべきなのである。

インデックス投資で失敗する理由~含み損に耐えられなくなってしまった

インデックス投資は、様々な銘柄に分散投資されているのでリスクが低い投資だが、必ずしも利益が出せるわけではない。例えば、新型コロナウイルスの影響で市場全体が暴落したように、今後何かの事由により暴落することも十分にあり得る。

インデックス投資はあくまで長期投資をすることで経済の発展から恩恵を受けるもの。先で見たS&P500やナスダックのチャートを見ても分かる通り、暴落があったとしても長期的な目で見るとインデックス投資は成長をし続ける投資先である。
すなわち、暴落したからといって安易に損切りすべきではないのである。

それでは、インデックス投資で含み損に耐えられなく失敗した具体的な失敗談を見てみよう。

以前より老後の年金に不安がありました。そんな中見つけたのが、NISAでした。これからの時代は、自分で年金を作っていく時代だと実感しました。2019年よりNISAを開始しました。

色々調べた結果、アメリカのETFであるVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF。S&P500を含んだ米国株約3,600銘柄に投資)を購入しました。老後へ向けての資産運用をスタートしました。2019年の運用は比較的順調でした。

2020年に入り、投資に慣れてきた頃、よりリターンの高い投資先はないかと探している時に見つけたのがSPXLでした。

ご存じの方も多いと思いますがS&P500の3倍の値動きをするのがSPXLです。アメリカ経済は、長期的に成長しています。長期にわたり利回りが高いのがS&P500です。S&P500株価が上がればその3倍上がるのがSPXLという事です。

10年後、20年後に億万長者も夢ではないと思いました。2020年1月に早速300万ほどSPXLを特定口座で購入しました。

あとは、株価が上がるのを待つのみと思っていました。ところが悪夢のコロナショックが起きました。

2週間足らずのうちに株価は30%以上暴落しました。パニック状態になり狼狽売りに走ってしまいました。

何が起きたかわかりませんでした。二度とレバレッジETFには手を出してはいけないと思いました。

この失敗談では突如起きたコロナショックによって暴落した株価に耐え切れず売却してしまった。誰しもが予測できない暴落を迎えると「これ以上下がったらどうしよう、」というメンタルになって売却したくなる。

だが、インデックス投資においては分散投資がなされているため一時的には暴落しても長期的に見れば成長していく投資先である。
コロナの影響で倒産した企業はいくつもあるが、逆に売上を伸ばした企業もある。様々な銘柄に投資をするインデックス投資だからこそ暴落幅は低く抑えられ、少しずつではあるが成長を続ける投資になっている。

暴落というのはむしろ定期的に起こるものであり、コロナショックやリーマンショックなどが過去にあったが、株式指数は今も成長し続けている。「数十年後の利益のために」という長期目線でインデックス投資をすることが重要である。

インデックス投資で失敗を回避するためにどうしたらよいか

インデックス投資で失敗を回避するために1番気を付けることは「長期投資」を守ることである。
インデックスファンドを持つだけで既に「分散投資」というリスクを低くする投資手法はできているので、投資家がインデックス投資をするにあたり注意すべきなのは「目先の利益・損失に一喜一憂しないこと」。

インデックス投資は高リスクな短期に大きな利益を目指すものではなく、数年単位の長期で年数%~数十%の利益を高確率で出すための投資である。そのため、目先の株価指数の変化を注視しても意味はなく、むしろ時間の無駄とも言える。

長期的な視点から「一時的な上昇、下落はあったが売った時に利益が出せていれば良い」というメンタルでコツコツとインデックス投資を続けることが失敗しない方法である。

この記事を書いた人
「投資の知恵袋」編集長 shima
「投資の知恵袋」編集長 shima

2018年から株・FX・仮想通貨取引に参入しているプロトレーダー兼「投資の知恵袋」編集長。
東京大学大学院を2004年に終了後、大手ITベンダーを経て、その後2社を起業し、成功に導く。特技はコンシュマー向けWEB/アプリメディア開発、および、FXトレード。

投資の知恵袋をフォローする
投資信託
投資の知恵袋をフォローする
タイトルとURLをコピーしました