投資信託の暴落で大損した失敗談7選!大損を防ぐにはどうしたらよいかを分析

投資信託で急落により大損してしまった実体験について触れながら、大損しないためにはどうしたらよいかについて分析します。

投資信託の暴落大損パターン~新興国の投資信託で大損

新興国の投資商品はリスクとリターンが大きいため、商品の内容をよく確認してリスクも覚悟の上購入しなくてはなりません。

リスクをきちんと確認せずに、銀行員に言われるがままに新興国の投資信託を購入した結果、暴落し、大損してしまった具体的な失敗談を見てみましょう。

まとまった貯金があり、今後に活かせたらと銀行に相談に行きました。担当者から新興国は勢いがあり、ブラジルはオリンピック開催が目前で、狙い目ですと勧められ、毎月配当金ありの投資信託(ブラジルボンドオープン(毎月決済型))を、基準価格7,505円の時に一括で購入(400万)しました。

結果的には、4年半後に基準価格4,902円の時に売却したので、確定損は139万円程度となり、その間に受け取った配当金は97万円程度でしたので、約42万円の損失となりました。

何も考えずに提案されたままに購入してしまった事が最大の理由です。購入後も担当者から「相当値下がりしてますので、売った方がいいですよ」と連絡が来るまで放ったらかしにしていました。

先行きの見通しを少しでも勉強しておけば、一括購入の様な買い方はしていなかったと思います。

銀行員と言えど金融商品が専門ではない人もいます。また、新興国に投資するものは手数料が高いことが多いため勧めてくるケースもあります。
きちんと投資商品について理解をし、特に新興国の投資信託については、リスクについても十分に確認する必要があります。

また、新興国の投資信託はハイリスクハイリターンであるため、大きな金額を集中投資するのではなく、様々な分野の投資信託に分けてリスク分散するのが賢明と言えます。

投資信託の暴落大損パターン~毎月分配型の投資信託で大損

多くの投資信託には「毎月分配型」と「再投資型」があります。

毎月分配型の投資信託では利益が出たものを投資家に分配しているので、相当値上がりしない限り投資信託自体の価格が上がることは見込めません。分配金を、運用益からだけでなく、投資元本から取り崩しているケースもあるため、注意が必要です。また、分配される際に税金も取られてしまうこともあるので、その分利益が少なくなってしまいます。

一方、再投資型の投資信託は、分配金分を更に投資していくので、投資信託自体の価格が上がっていく傾向にあります。再投資した分も含めて運用していくので、複利でどんどん含み益が膨らんでいきます。

毎月分配型にした結果、基準価格が暴落し、大損してしまった失敗談を見てみましょう。

最初は何に投資してよいかわからなかったのですが、商品を探していると「ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コース/受取型」を見つけ、「毎月お金が入るのっていいじゃん!」と思い、50,000円を投資しました。

結局、2020年8月に売却したのですが、入った分配金は9,146円。売却時の金額は26,315円。たった5カ月で約15,000円もマイナスになってしまいました。

後で調べで見ると、毎月分配型は投資で集めたお金を分配金として支払っているようなものだと知り、儲かりにくい投資先だと知りました。

私が損した理由は、よく調べもせずになんとなくで投資先を決めてしまったことです。大切なお金を雑に扱った罰だと実感しています。

運用効率を考えると分配再投資型ですが、基準価格が下がりやすいことや分配金の出どころ(運用益から捻出しているのか、元本にも手をつけているのか)を理解した上で、毎月お小遣いが欲しいといった場合には毎月分配型でも良いかもしれません。購入する前に、きちんと調べた上で購入することが大切です。

投資信託の暴落大損パターン~原油ショックで大損

原油などのコモディティ商品は非常に価格変動が高い商品です。
2020年4月の逆オイルショックの週足チャートを見てみましょう。

2020年4月の逆オイルショックとは、新型コロナウイルスの拡大により、(飛行機等で使われる)原油の需要が減り、結果、原油が余ってしまう事が危惧され、原油価格が暴落して、一時マイナスをつけてしまった現象のことです。

逆オイルショックの週足チャート

具体的な逆オイルショックでの暴落で大損した失敗談を見てみましょう。

2020年4月、コロナウイルス流行の影響で、原油需要が急減少した。WTI原油先物の清算値が4月20日に-30ドル超えという史上初のマイナス価格に突入したことから、OILが償還を発表した。

つまり、原油価格が急落した時点で強制的に払い出しされてしまったために、損が出てしまった。

後で確認したところ、OILは債権なので発行体によるコールオプションが組み込まれているため、このような途中償還が起こったようだった。

このシステムがあることを事前に知っておき、原油価格が落ちてきていると分かった時点でもっと早く売却していればここまでの損失にならなかったと思う。

続いて、原油価格の暴落時にチャンスだと思って買い増し続けた結果、大損してしまった投信信託の大損体験談を見てみましょう。

2014年からですが、アメリカでシェールオイルを採掘することが可能となり、原油価格が暴落します。私は大きなチャンスだと思いました。

原油に投資する商品はいろいろあると思いますが、私は短期投資用のドバイの原油価格の2倍の値動きをするドバイ原油先物ブル(2038)という商品を購入します。チャートを見た際に下がり方が大きかったからです。そして株価が下がっては買い増しを続けて、投資した総額は160万円にもなっていました。

しかし原油の下落は止まりません。1日に20万円以上損失を出す日が数日続き、気になって仕事も手につかなくなってきました。冷静な判断ができなくなってしまい、ほとんど底値で売ってしまい、160万円が20万円になってしまいました。140万円の損失を出してしまいました。
(平均取得価格が2000円くらいだったと思います。売却価格は600円くらいでした。)

私がこの失敗をした理由は、よく調べないでドバイ原油先物ブル(2038)という商品を買ってしまったことです。株式投資を始めたころは、慎重に銘柄も選んでいたし、わからないものには手を出さなかったです。

暴落時に価格が値下がりする度に買い増しをするというのは、購入単価が下がっていくため、一見、損失を抑えられるように見えます。
また、価格が上がった際には、たくさんの口数を売却でき、利幅を多くとれるというメリットがあります。

しかし、その分、リスクが非常に膨れ上がってしまいます。
原油は価格変動が激しいため、暴落度は株など他の商品と比べても非常に高く、落ちる度に買い増しをしていると、とんでもない口数を保有する羽目になり、含み損が膨れ上がりメンタルが崩壊。大損につながってしまいます。

また、原油に投資する商品は、日経平均などより先に動く場合も多く、日経平均の予想する際に原油価格を見るという人も珍しくありません。
それほど、原油の価格は敏感であり、値動きが激しいため、ハイリスクハイリターンの投資となります。

したがって、投資初心者であれば、原油関連の投資信託は購入しないほうが得策かもしれません。

ちなみに、原油の価格は逆オイルショックの暴落後に急回復しています。結果として、狼狽売りせずに、ホールドし続けていれば、大損は免れました。

投資信託の暴落大損パターン~コロナショックで大損

続いて、記憶に新しいコロナショックでの暴落による投資信託の大損体験を見てみましょう。
まずは、コロナショック時の日経平均の週足チャートです。日経平均は24000円代から16000円代まで約1ヵ月で暴落しているのが分かります。

コロナショック時の日経平均の週足チャート

具体的な大損体験談を見てみましょう。

2020年に入り、投資に慣れてきた頃、よりリターンの高い投資先はないかと探している時に見つけたのがSPXLでした。

ご存じの方も多いと思いますがS&P500の3倍の値動きをするのがSPXLです。アメリカ経済は、長期的に成長しています。長期にわたり利回りが高いのがS&P500です。S&P500株価が上がればその3倍上がるのがSPXLという事です。

10年後、20年後に億万長者も夢ではないと思いました。2020年1月に早速300万ほどSPXLを特定口座で購入しました。

あとは、株価が上がるのを待つのみと思っていました。ところが悪夢のコロナショックが起きました。

2週間足らずのうちに株価は30%以上暴落しました。パニック状態になり狼狽売りに走ってしまいました。

アメリカの株価指数の一つであるS&P500のコロナショック時の週足チャートを見てみましょう。3400ドル台から2200ドル台に暴落しているのが分かります。
しかも、S&P500の3倍の値動きをするETF(上場投資信託)を購入したため、含み損が通常の3倍になって焦ってしまい、狼狽売りをしてしまったようです。

レバレッジの効いた投資信託は、ハイリスクハイリターンになるため、投資初心者は控えた方が賢明です。

コロナショック時のS&P500の週足チャート

ちなみに、逆オイルショック同様、コロナショックの後、株式指数は急回復しています。解約せずにホールドし続けていれば、結果として大損を免れました。

投資信託には、日経平均やNYダウ等のインデックス指数と逆方向に張る投資商品(通称、ベアと呼ばれます。)もあります。
逆に張っているため、コロナショック時に大儲けできたと思いきや、コロナショック後に株式指数は急回復しているため、逆に急騰により大損してしまうケースもあります。

具体的な大損体験談を見てみましょう。

日経平均株価と逆の動きをするファンドを購入。100万円購入しており、2020年の3月コロナショックで日経が大暴落。
かなり利益がでた(最大30万円程度)が、まだ日経は下がると思ったため静観。結局それ以上下がることはなく、上がり続けてしまったため、やむなく解約。約60万円の確定損となった。

2020年3月のコロナショックで含み益がでて、もっと日経は下がるだろうと思い欲張ってしまったため、解約のタイミングを逃してしまった。

そのあとは大きく日経が下がることもなく、年末に向けて大きく上がってしまったため、5月の段階でもうこれ以上評価損が増えていくのは怖いと思い、解約した。

今回の失敗の最大の要因は、やはり投資と投機を間違えていたことだと思う。
相場がどうなるかというのはプロでも当てにくいと言われてる以上、上がる方にかけたり下がるほうにかけたりする賭け事はするべきではないと学んだ。

インデックス指数と逆方向に張る商品(ベア)も難易度が高い投資信託と言えます。

レバレッジの効いた投資信託と同様、ベアについても初心者は回避した方が賢明と言えます。

投資信託の暴落大損パターン~リーマンショックで大損

2008年に起きたリーマンショックの急落での投資信託大損体験について見てみましょう。

まずは、リーマンショックによる日経平均株価の週足チャートを見てみましょう。日経平均は14000円代から7000円代まで数ヵ月で急落しているのが分かります。

リーマンショック時の日経平均の週足チャート

具体的なリーマンショックの暴落による投資信託の大損体験談について見てみましょう。

値上がりを期待し、2007年当時、販売開始されたインド株及びブラジル株の投資信託を購入。(合計で100万円)

具体的には、イーストスプリング・インド株式オープン、ブラジル株式ファンドを、販売開始した時期に、基準価格が10,000円前後の時に纏まった金額で購入。

当時、BRICsが投資対象として注目を浴びていた。分配金はなし。元本の値上がりを期待した。

その後リーマンショックに直面。基準価格がみるみる値下がりし三分の一程度まで下がってしまう。
ファンドが運用中止してしまう可能性もあったが、分散投資に賭け10万円ずつ、計20万円追加投資。

その後、格付けの高い国に投資している株は景気回復とともに順調に基準価格も戻ってきたが、両投資信託については中々戻らなかった。

10年以上保有し今後の戻りも期待出来ないため、コロナショック時に購入した225の利益がかなりあったため、損益通算するため昨年(2020年)一緒に売却した。

上記はリーマンショック前に新興国のファンドを買い、大損した体験です。10年以上保有していたにもかかわらず結果大損で終わってしまいました。
しかし、日経平均に投資する投資信託も持っていたため、損益通算できたようです。

このように、分散投資することでリスクを抑えることができるので、特に初心者は一つの投資信託に集中投資するのではなく、色々な投資信託に分散投資する方が賢明と言えるでしょう。

また、リーマンショックについても、逆オイルショック、コロナショック同様、結果的には元の株価に回復しています。狼狽売りせずに、ホールドし続けていれば、大損は免れました。

投資信託の暴落での大損を回避するためにどうしたらよいか

以上、急落による投資信託大損体験談を見てきました。まとめると、大損しないためには以下のことが大切です。
・自分でしっかり下調べをして納得した上で購入しましょう。
・投資信託の基本は長期運用。暴落後に元に戻るケースも多いので、暴落したからといって狼狽解約はしないようにしましょう。
・分散投資でリスクを最小限にしましょう。
・初心者であればハイレバレッジやベア等の難易度の高い投資信託には手を出すのはやめましょう。

また、一般的に、新興国>先進国>国内の順番でハイリスク・ハイリターンとなります。自分がどこまで儲けたいのか、リスクを取れるのかを考えてから投資先を絞っていきましょう。
加えて、投資金額は長期的に使わないであろう余裕資金の範囲内にするべきです。例えば1、2年後に使う予定のお金だと、その時にマイナスになっていたら損切りしなくてはならないからです。

また、NISAを利用したり、ネット証券を使うことをおすすめします。税金が抑えられたり、手数料が安くなるので、その分利益を生み出せるということです。

投資信託では価格変動に一喜一憂せずに、まずは余裕資金の中で投資しましょう。

この記事を書いた人
「投資の知恵袋」編集長 shima
「投資の知恵袋」編集長 shima

2018年から株・FX・仮想通貨取引に参入しているプロトレーダー兼「投資の知恵袋」編集長。
東京大学大学院を2004年に終了後、大手ITベンダーを経て、その後2社を起業し、成功に導く。特技はコンシュマー向けWEB/アプリメディア開発、および、FXトレード。

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